上まぶたのたるみ取り(眼瞼皮膚切除)
上まぶたのたるみ取り(眼瞼皮膚切除)は、加齢や皮膚の弛緩によって垂れ下がった上まぶたの余分な皮膚を取り除き、
若々しく明るい印象の目元を取り戻す形成外科的手術です。
まぶたの皮膚が下がることで視野が狭くなったり、眉を上げて物を見る癖がついたりすることもあり、
見た目の改善だけでなく視機能の回復にもつながる重要な治療です。
当院では、保険適用・自由診療いずれのケースにも対応し、自然で機能的な仕上がりを重視しています。
上まぶたのたるみの原因
上まぶたの皮膚は、非常に薄く繊細で、加齢や紫外線、眼瞼の動きによって徐々に伸びていきます。
皮膚のたるみが進行すると、二重ラインが埋もれたり、まつげに皮膚がかぶさる「皮膚垂れ下がり」が生じます。
この状態が続くと、視野の上方が狭くなり、慢性的な肩こり・頭痛・目の疲れの原因となることもあります。
- 加齢による皮膚の弾力低下
- 眼瞼挙筋(まぶたを持ち上げる筋肉)の衰え
- 紫外線・乾燥による皮膚ダメージ
- 長年のメイクや摩擦による皮膚伸展
- 遺伝的要因(若年でも起こる場合あり)
形成外科的な手術の目的
上まぶたのたるみ取りは、単に余分な皮膚を切除するだけではありません。
形成外科の観点では、機能の改善と自然な美しさの両立が目的です。
視界を広げることで生活の質を向上させると同時に、表情を若々しく見せる効果もあります。
また、眉を上げる癖が減るため、慢性的な肩こりや額のシワの軽減にもつながります。
| 目的 | 具体的な効果 |
|---|---|
| 視野障害の改善 | 上方視界が広がり、物が見えやすくなる。 |
| 目元の若返り | たるみや重たい印象を改善し、明るい印象に。 |
| 二重ラインの再形成 | 埋もれた二重を再現し、自然なラインを形成。 |
| 肩こり・頭痛の軽減 | 眉の筋肉を使わずに目を開けられるようになり、負担が軽減。 |
手術方法
手術は局所麻酔または静脈麻酔下で行います。
患者様一人ひとりのまぶたの厚み、皮膚の余り、二重ラインの位置を確認しながらデザインします。
切除範囲を適切に見極めることで、過剰な切除による不自然な印象を避け、自然でバランスの取れた結果を得ることが可能です。
- カウンセリング・シミュレーション(二重ライン・切除範囲の確認)
- 局所麻酔を行い、上まぶたの余剰皮膚をデザイン
- 皮膚および場合によっては眼輪筋・脂肪を一部除去
- 二重ラインまたは自然なシワに沿って丁寧に縫合
- 術後1週間で抜糸、経過観察
保険診療と自由診療の違い
上まぶたの皮膚が垂れ下がり、視野が狭くなっている場合は、保険適用の「眼瞼皮膚弛緩症手術」として治療が可能です。
一方、美容目的で「二重ラインを整えたい」「若々しく見せたい」などの場合は、自由診療(自費)となります。
| 区分 | 適応 | 費用 |
|---|---|---|
| 保険診療 | 視野が狭く、生活に支障をきたしている場合 | 保険3割負担で約15,000〜25,000円程度 |
| 自由診療 | 美容目的(たるみ改善・二重ライン形成) | 税込150,000〜250,000円程度(内容により変動) |
術後経過とダウンタイム
術後は軽度の腫れや赤みが出ますが、1〜2週間で落ち着きます。
傷跡は二重ラインやまぶたのシワに沿っているため、時間の経過とともにほとんど目立たなくなります。
メイクは抜糸翌日から軽く可能です。
- 洗顔・シャワー:翌日から可能
- メイク:抜糸翌日から可能(傷を避ける)
- コンタクトレンズ:抜糸翌日以降から
- 腫れ予防:冷却を2〜3日間実施
- 運動・飲酒:1週間程度は控える
他のまぶた手術との併用
上まぶたのたるみ取りは、他の施術と組み合わせることで、より効果的な結果を得ることができます。
特に眼瞼下垂手術との併用により、機能改善と審美性の両立が可能です。
| 併用施術 | 効果 |
|---|---|
| 眼瞼下垂手術 | まぶたの開きを改善し、より若々しい目元に。 |
| 二重整形(埋没・切開) | 二重ラインを再構築し、自然な仕上がりを実現。 |
| 目頭切開・目尻切開 | 全体の目のバランスを整え、理想的な印象に。 |
よくある質問(Q&A)
Q. 傷跡は目立ちますか?
A. 二重ラインやシワに沿って縫合するため、数か月でほとんど分からなくなります。
Q. 手術時間はどれくらいですか?
A. 片側30分前後、両側で約1時間程度です。
Q. 腫れや痛みはありますか?
A. 軽度の腫れ・痛みがありますが、数日で改善します。強い痛みはほとんどありません。
Q. 視界はどのくらい改善されますか?
A. 個人差はありますが、手術後は上方視界が大きく開き、視野のストレスが軽減されます。
Q. 保険が適用されるかどうかはどう判断しますか?
A. 医師の診察で視野障害(上方視野の欠損)が確認された場合に保険適用となります。
リスクと注意点
過剰な皮膚切除は、目が閉じにくくなったり、乾燥やドライアイを引き起こす可能性があります。
また、左右差・瘢痕・腫れの長期化なども稀に見られます。
形成外科では、眼瞼構造を熟知した専門医が過不足のない安全な切除を行うことで、これらのリスクを最小限に抑えます。
まとめ
上まぶたのたるみ取り(眼瞼皮膚切除)は、
視機能の改善と若々しい印象の回復を同時に実現できる形成外科的手術です。
当院では、解剖学的知識に基づき、自然で違和感のない仕上がりを目指しています。
「まぶたが重い」「視界が狭い」「疲れ目が続く」と感じる方は、ぜひ一度ご相談ください。
