レーザー治療とは
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医師:平野 由美
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当院は「Qスイッチ付ルビーレーザー」を導入しています
保険病名以外は自費診療疾患となり、しみ、そばかす、ほくろ、入れ墨(黒、青色のみ)が適応になります。当院は「Qスイッチ付ルビーレーザー(Q-SWルビーレーザー IB103 エムエムアンドニーク社)」というナノ秒レーザーで治療を行っています。レーザーについて常に勉強、鍛錬を積んでいない医師が使用するには合併症が起こりやすく、最近は合併症が少ないピコ秒レーザーが市場で多く使われている印象です。ただ、適切に使うのであれば非常に良いレーザーですので、施術後の実感は高いです。

※18歳の成人は、20歳になるまでは保護者の方の同席、同意が必要になります。
ルビーレーザーでの入れ墨除去について
ルビーレーザーはもともと欧米で入れ墨治療のために開発された経緯があることから適応疾患です。ただ、赤、黄色などに対しては効果がなく、青、黒色に非常によく反応します。病気ではないため自費診療になり、治療回数も1回では改善しません。機械彫り、手彫りで墨の入り方の違いからも治療回数が違います。
ルビーレーザーの主な特徴とタトゥー除去の仕組み
Qスイッチルビーレーザーは、タトゥー(刺青)除去を含む色素性病変の治療に用いられる医療用レーザーの一種です。694nmの波長を持つレーザーで、特にメラニン色素や黒色、青色、濃い緑色などの色素に非常によく反応し、吸収される特性があります。「Qスイッチ」とは、非常に短い時間(ナノ秒単位)で、瞬間的に高いエネルギーのレーザー光を照射する技術のことです。これにより、周囲の正常な皮膚組織へのダメージを最小限に抑えつつ、ターゲットの色素だけを効果的に破壊します。
タトゥー除去のメカニズムとして、レーザー光が皮膚の真皮層にあるタトゥーの色素(インク)に照射されると、インクの色素がレーザーエネルギーを瞬時に吸収し、熱と衝撃波によって細かく粉砕されます。粉砕された色素の粒子は、体内のマクロファージ(免疫細胞)に取り込まれたり、皮膚の新陳代謝によって徐々に体外へ排出・吸収されたりすることで、タトゥーが薄くなっていきます。
タトゥー除去における効果と注意点として、タトゥー・入れ墨の「色」があげられます。効果的な色としては、特に黒や青、濃い緑のタトゥーの色素に高い効果を発揮します。逆に反応しにくい色として、赤、黄色、明るい緑など、一部の明るい色には反応しにくい特徴があります。
治療回数: 1回の治療で完了することは稀で、タトゥーの濃さや色、深さにもよりますが、複数回の照射が必要となるのが一般的です。
リスクと副作用: 炎症後色素沈着(一時的に色が濃くなる)、赤み、かさぶた、稀に瘢痕(傷跡)などが生じる可能性があります。
Qスイッチルビーレーザーは、シミやアザの治療にも広く使われていますが、タトゥー除去においては、特定の色に強く反応する特性を活かして使用されます。

